2010年5月23日 (日)

■Core2Quad Q8400のオーバークロックと過去のCPUの結果比較

自作PCを初めて組み立てたのは13年前の1997年です。。。一昔前ですね^^;
まだまだメーカー製PCは高価で安上がりなPCが欲しくて自作の道を選びました。
表は当時から指標としているHDBENCH(今では苦しい指標です)の結果です。
グラフィック性能は2Dだけなので現在のVGAと比較するのは難しいですね。
それでもCPU演算能力の比較としては使えるでしょうか(1Coreのみかな)

Benchmark1_2

K6-200@225M
K6の定格は200MHzですがFSBを66MHzから75MHzに上げる事ができました。

Celeton266M@448M(12800円)
1998年にSlot1のCeleronのOC耐性が高いとの記事を読み、剣山のような
ヒートシンクと合わせてCeleron266M購入しました。うわさ通り定格電圧で
軽く448MHzで動作しました。当時高価な高クロックのPetiumIIと遜色ない
動作速度に感動しました ^^)

Cel266

Celeron300A@504M(9280円)
更に翌年の1999年始めにSlot1版のCeleron300Aを入手。Celeron266は2次
キャッシュがありませんが300Aは128KBの2次キャッシュを抱いています。
この石も優秀で504MHzまでOCする事ができOC率は1.68倍です。しかも
VCOREを0.1V下げて1年以上利用していましたが問題ありませんでした。
この13年の中でこのCeleron300Aが一番の当り石だったと思います。

PentiumII600M@834M(25700円)
ゲームにはCeleronよりPentiumという事でPentiumに移行。この石は常用
800MHzで利用しておりました。普通の処理なら十分な性能だったため、
この石は3年近く利用しました。

P3600

Celeron2.3G@2.8G
気がつけばCPUはギガHzオーダーになっており、プラットフォームの更新も
含め2003年夏に移行しました。

Cel23g

・Pentium4 3.06G@3.32G(21700円)
やはりCeleronよりPentium(^^;)
FSB:533Mが人気という事で3.06Gを購入。オークションで高値で売買されて
いるとの事で即売却しました。

・Pentium4 3.0G@3.0G
オークションの利益でメモリとPen4-3.0EGを購入。この石はOCを実施せず、
定格で普通に常用していました。既に3ギガのCPU性能なこともあり、特に
不満もなく去年のGWまで5年間近くも利用してきました。去年のGW以降から
嫁PCへ格下げし、今年のGWに引退となりました。お世話になりました。^^)
今後は子供用PCでも作成する時に利用しようかと思います。

・Pentium Dual Core E5200-2.5G@3.45G(7080円)
さすがに5年もPCを更新しないと時代がかわりますね。時代は複数Coreという
ことで、OC再入門用でCPが高いE5200を選択してみました。しかしこんだけの性能の
CPUを7000円で買える時代って本当にすごいですね。
倍率設定が12.5倍との事でFSBとの組み合わせで色んな動作周波数を選択できます。
最大で3.45MHzでPI動作を確認。なかなか良い石です。

・Core2Quad Q8400-2.66G@3.2G(15571円)
TitanQuestがマルチコア対応との事で一気にQuadコアをジャンプアップです ^^)
ただCPUの負荷を確認したのですが微妙ですね。。。少し分散しているようにも
見えますがほとんど1Coreに集中しており噂だけだっとように思えます^^;

気を取り直してOCの結果を報告します。
Q8400は人気がないというか中途半端な存在なのかOC結果が少ないですね。ネットで
検索してもE8400の記事にぶつかってしまいます。結果表にもありますように、VCORE、
NB、DDRの電圧を上げると耐性が上がります。

Vcore  NB  DDR   FSB  MEM  動作Feq
-----------------------------------------
1.288V 1.1V  1.8V 375M  900M 3.00G
1.075V  1.1V  1.8V 400M 960M  3.20G 
1.300V 1.1V  1.8V 430M 860M  3.44G 
1.300V  1.3V  1.9V 455M 910M  3.64G Max

DDRの動作クロックですが上2つが2.4倍、下2つが2.0倍です。もう少し調整すれば
3.7Gくらいはいけそうですが、Q8400やM/Bの寿命を短くするのも気になるので、
現在では2番目の設定を利用しています。

■ グラフで比較
HDBENCHで比較できるのはCPU演算能力とVGAの2D性能くらいでしょうか?
参考程度に見てください。

・CPU演算能力
K6からQ8400までの演算能力のグラフです。Pen3,Pen4,MaltiCoreで大きく別れています。Celeron/PentuimやPDC/C2Qでは動作周波数が同じなら同じ演算能力なのがわかります。
PDC/C2QではSingleCOREの比較なのでMultiCoreで演算させればC2Qの方が能力は高いと
思います。

Cpu1

・動作周波数と演算能力の比較
演算能力を動作周波数で表したグラフです。
Pentium4よりPentium3の方が1Hz当りの演算能力が高い事がわかります。
Pentium4は動作周波数に対する演算効率が悪いという事でしょうか?

Cpu2

・VGAの2D能力比較
HDBENCHのVGA比較は2Dだけなので参考程度でしょうか?
一時は2D機能が重要な時期もありましたが、VGAが3D機能を重視するようになってから
2D表示のエンジンを外したそうです。RadeonもHDから2Dに特化した機能を削除したため
チップセット内蔵VGAより悪い数値です ^^;

Graph

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■「MUSASHI SCVMS-1000」でファンの回転数を読み取る

「SAPPHIRE RADEON HD4850」にはファンの回転数を読み取る機能がありますが、
「MUSASHI SCVMS-1000」のファン端子には直接接続することはできません。
MUSASHIのファン電源は付属品の4PIN-3PIN変換コネクタを用いますが、回転数を
検出する端子が空いています。そこでHD4850の基板からファン回転数検出端子の
信号だけを抜き出し、それをMUSASHIのファンの回転数出力端子と接続します。


・基板の4PINコネクタから回転数を読み取る端子を抜き出す。

P1040336

・MUSASHIのファンの回転数出力端子とHD4850を接続

P1040339_2

結果はATTのモニタグラフの最下段のグラフにあるようにファンの回転数を読み取る
ことができました。(但し2つあるうちの1つのファンだですが。。。)

Att_mon

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PC構成と環境の見直し(10)

10.「費用は???」

ちょっと一気に物を買った感じです ^^;

液晶モニターは3月頃ですが、それ以外はGW前から本日までの内容です。

液晶を含めるとトータルで9万近くです。。。
なんかBTOのPCが買えそうな値段ですね。^^;

まー趣味(病気?^^;)の値段と思えばそんなに高くはないかな?

今度はQ8400のOCの詳細と12年前から始めたベンチマークの結果をお見せしたいと
思います。

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PC構成と環境の見直し(9)

9.「勢いでCPUクーラーを交換」 → CPUクーラー(KABUTO SCKBT-1000)の交換

余った部品で嫁さんのPC(P4@3G+RADEON 9600PRO)のアップデートをしてみました。
775プラットホームに変更になるので新マザー(P5KPL-AM EPU)とDDR2@1Gx2を購入。
M/Bが4,933円、メモリが4,734円(なんか高騰してますね;;)でした。
現在のCPUクーラーを嫁さんPCに回し、新PCにサイズの「KABUTO SCKBT-1000」を
導入しました。Sofmapで2,970円です。ANDYのSAMURAI MASTERより大きく、よく冷え
そうです。^^)

P1040320

で嫁さんPCのスペックは、

・CPU :Pentium Dual Core E5200 @2.5G
・M/B :ASUS        P5KPL-AM EPU                       (新
・MEM :Bulk        PC6400 DDR2 2GB 800MHz JEDEC (1GBx2) (新
・C/C :Scythe       ANDY SAMURAI MASTER SCASM-1000
・POW :Scythe       鎌力準ファンレス KMRK-NF420A
・CASE:?                 鉄板 1mm厚
・VGA :SAPPHIRE      ULTIMATE HD 4670 512MB

私のPCのほとんどがお下がりになっています。目的は新PCのCPUクーラー交換なので
まーいいか ^^)

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PC構成と環境の見直し(8)

8.「黒色に統一したい」 → DVDドライブ(TS-H663B+S)と3.5-5インチ変換マウンタ

PCケースがブラック仕様という事でBENQのDVD「DW1670」白から東芝・サムスンのDVD
「TS-H663B+S」黒に変更。Sofmapで2,670円、ついでに3.5インチメモリカードリーダー
用に5インチ変換マウンタ黒を580円で購入。カードリーダーは白ベゼルなので黒いプラ
版で化粧を予定。

P1040333

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PC構成と環境の見直し(7)

7.「エアフローの見直し」 → PCケース(3R K100-BK V2 SE)

現在使っているPCケースはPCデポの閉店セール(7年前)で7000円(確か半額)で購入。
鉄板厚も1mm近くあり剛性がとても良いです。エアフロー、値段、メンテナンス性
などを検討し3Rの「K100-BK V2 SE」に到達しました。

http://www.3rsys.com/english/products/view.asp?navi=case&idx_num=112

○なところ
・値段(ツクモで4,740円)
・CPUクーラー交換用の窓がある
・電源ケーブルを外から回すことができる
・HDDが横置きなので長物のカードが入れられる
・底面吸気口あり(今回は利用していない)
・側面吸気口あり(今の流行でしょうか?)

×なところ
・鉄板厚み0.8mmと少し薄い
・前面ファンのフィルター交換が面倒(パネルを外す必要あり)
・黒モデルしかない

無駄な吸気口をプラ版とアルミシート(100均で購入)を使ってふさぎました。

ファンは以下の通り。

前面:K100V2SEの付属の静音(?)ファン
側面:KAZE-JYUNI 800rpm SY1225SL12L
背面:鎌風の風120 ファンコン付き

IDLE時の温度です。

ケース:43℃
CPU :33℃
VGA :43℃
HDD1:35℃
HDD2:33℃

IDLE時にはケース温度はVGA温度で決まるのかな?

P1040323

中身です。かなりスッキリしました。
P1040324

新ケースと旧ケースとの中身比較です。旧PCはかならい汚いです ^^;
P1040324111

CPU周りです。

P1040325

HD4850+VGAクーラーです。

P1040328

電源ユニットからの電源ケーブルを一度外に出し裏から
再度抜き出します。必要な位置から抜き出すので見た目が
綺麗になります。

P1040330

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2010年5月22日 (土)

PC構成と環境の見直し(6)

6.「GPU温度が気になる」 → VGAクーラー(MUSASHI SCVMS-1000)の交換

BIOS変更でIDLE時で70℃となりましたがやはりGPUの温度が気になります。^^;
HD4850に取り付けられるクーラーは何種類かありますが、今回は回転数が制御できる
ものを選択ということでサイズの「MUSASHI SCVMS-1000」をツクモ通販で4,084円で
購入しました。

P1040318_2

まずは「SAPPHIRE RADEON HD4850」からVGAクーラーを外します。12個のネジを左右
対角線の順に緩めて外します。

P1040313

P1040314

GPU本体だけではなくメモリも同時に冷却しているようです。「MUSASHI SCVMS-1000」に
付属しているキートシンクをメモリとレギュレータに取り付けます。普通の両面テープ
?なので少し心配です。

P1040334

結果ですが、クーラー交換後の温度ですが劇的に下がります! 
今までのIDLE時の温度は70℃でしたが交換後のGPU温度は42℃前後です!
TitanQuestやベンチマーク実行時の温度も90℃から65℃まで下がりました。純正を
使っている人で温度が気になる人は交換してみてはどうでしょうか?

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PC構成と環境の見直し(5)

5.「電源容量が心配」 → ファンレス電源@420Wから高効率80PLUS電源@650W

CPUとVGAを交換し電源容量が不安になってきました。ベンチマークソフトを動かすと
200Wを超える数値となります。鎌力準ファンレス電源は名前の通り、強制排気
スイッチを押さない限りファンレスで動作します。CPUとVGAの熱排気と電源容量も
きになり電源を見直してみました。

手ごろな価格でそれなりの品質の物ということで玄人志向のKRPW-V2-650Wを選んで
みました。当時価格COMの最安値が8000円でYAMADAが8,980円(10%ポイントあり)。
エコポイントのギフトカードを使って購入。600Wのモデルもあったのですが、温度
状態で回転する排気ファンの特性が異なるようで、650Wモデルの方が通常利用する
温度なら低音に回転するようです。

使ってみての感想ですが、今流行の利用しないケーブルを外せるタイプではないので
ケース内のケーブル引き回しに×なところもありますが、音も静かだし良いと思います。

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PC構成と環境の見直し(4)

4.「ゲーム速度の改善?」 → CPUの交換(Core2Quad Q8400の購入)

VGAをHD4670からHD4850に変更してもゲーム時に時々画面がカクカクするので
CPUを交換してみました。Faith通販で15,571円です。QuadのCPUを安くなりました。
CPUクーラーはE5200で使っていたサイズのKABUTO(SCKBT-1000)を流用です。

P1040317

ゲーム自身が複数Coreに対応していないとダメみたいですが、TitanQuestは
対応しているような記事があったのでトライしてみました。
一般的にゲームはCore数より動作周波数と言われています。E5200は2.5GHzの
動作速度ですがOCで3.0GHzまで上げています。Q8400の動作速度は2.66GHzですが
まずはOCしないで確認です。^^)

Cpuz32g

結果は???です。なんとなくカクカクが少なくなった感じです。OCの結果は
Super_PI_mod(1M)が通るところで3.64GHz(VID=1.3V、455Mx4x8倍)まで確認
しました。他の電圧を上げればもう少し頑張れそうです。現在はVIDをBIOS
設定で1.05V(CPUZ読みで1.024V)まで下げてそこそこのOC度である3.2GHz
で常用しています。

折角のQuadコアなので以前にPentium4@3Gで時間がかかり過ぎてあきらめたビデオ
編集にでも再挑戦してみますか。

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PC構成と環境の見直し(3)

3.「VGAファンがうるさい・・・」 → VGAカードのBIOSを編集・更新

SAPPHIREのカードだけでしょうか? 温度センサー付のファンなのですが、
IDLEの75℃でも回転数が少ない感じです。このせいで冷却不足になっているようです。
ネットで調べてみたところ、BIOSの設定値に問題があるようです。
BIOSを編集することでファンの回転数を制御できるようです。

・RBE(Radeon BIOS Editor)とATIWinflashを入手
・RBEを起動してBIOSを保存(バックアップ)
・FanSettingのタブを選択

Hd4850_bios

 Defaultだと69℃以下は0%の回転数で、105℃で100%の回転数になります。
 グラムを見ると80℃で30%、90℃で60%、となります。なので相当に温度が
 上がらないとファンが回らないという事になります。

Hd4850_bios_mod

 ここで私は以下のようにセッティングしました。我慢のできるファンの音は
 30%の回転数、低音でも10%は回したい。IDLE時にこれを満たすには60℃で10%、
 100℃で100%です。
 
 この設定でBIOSをセーブ(新しい名前)します。

・RBEで先ほど修正したBIOSを読み込んで問題がない事を確認します。
・ATIWinflashを起動して”イメージの読み込み”で新BIOSを読み込みます。

Atiflash

・”プログラム”をおしてBIOSを書き込みます。
 
 このときに注意して下さい! 他のアプリケーションを停止してください。
 私の場合、CPUZかATITrayToolが動いていたせいで”プログラム”押した後の
 処理でPCが停止してリセットを押すはめになり、かなりあせりました。
 再度PCを起動して無駄なアプリを停止したら問題なく書き込めました。
 自己責任の領域なのでみなさんもBIOS書き込みには注意して下さい。

で、結果ですがIDLE時は70℃に落ち着きましたがゲームを始めると温度が上がり
かなりうるさいです。基本的に純正のままだと使い物にならない感じです。
今度はVGAクーラーを検討する必要があるようです。^^;

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